代表あいさつ

　「【引越し】って、そんなに毎日あるんですか？」と、よくお客様や知人から聞かれます。答えは、「あります。」です。

引越市場は年々、少子化、高齢化、生活スタイルの変化（家具を持たない傾向・クローゼットなどの家屋の収納等の変化）からなのか、市場規模は減少傾向にありますが、日本全国で約4000億円の市場があるといわてれいます。しかし、この引越しスタイルは変わることはあっても、なくならないと考えています。私が引越のアルバイトを始めたころ、「こんなに毎日毎日引越しがあるもんだなぁ」と、思いました。

大手引越会社と中小引越会社

この市場の約半分の2000億円が、大手引越会社（サカイ・アート・日通・ヤマト・ハト・引越社）の6社で、残り約半分の2000億円を数えきれないほどの中小引越会社が競っており、毎年この構図は変わらないとのことです。私たちマルエイは、大手にはない引越しサービスを提供し、中小企業ならではの特徴を出すことにより、生き残りではなく、勝ち進む道があると考えました。

　MARUEIは、中小引越専門会社として、ブランド力はなくても、大手で培った技術や教育・経営ノウハウを活かし、地域に愛される引越屋（地域密着）になるため、個々のお客様のニーズに応える柔軟性のある会社つくりをいたします。つまり、本当の意味で親身に対応できるお客様個々にあったオリジナルプランをご提案し、高品質の引越しサービスを低価格でご提供いたします。

価格競争の激化による、より一層の差別化

　さて、こんな風に考えて、実際に営業をしてみると、そう甘いものではありませんでした。大手の集客力やブランド力がある営業で育った私には、まず見積もり依頼をつくることからの苦戦でした。広告などお金をかければ、それなりに反響は出るとわかっていてもそこは貧乏会社ですから、資金はありません。資金が多少出来ても、費用対効果や資金不足が怖くて行動に移せないのです。今でも経営者としてまだまだ未熟ですが、そう、経営者としてホントにひよっ子スタートだったんです。

　次に、いざ見積に訪問させていただいても、聞いたことのない会社＝不安　⇒　値段が最安でなければ、成約いただけなかったのです。営業マンとして、それなりの成績も出していたので、大手時代との成約率の低さに情けない気持ちでした。そこでより一層強くなった気持ちが、中小企業としての勝負と差別化です。

　紹介と再利用率40％

　売り上げが思うように上がらずあせっていたのは事実です。しかし、自分自身が電話受付⇒訪問見積⇒現場⇒資材回収と、可能な限り担当することで、見えてきたのです。大手には出来ないサービス・今だから出来るサービスは、これだと。それは、可能な限り最初から最後まで担当を同じにすること（お客様は何回かの会話や何回かの会話など、緊張がほぐれ、安心）です。

　担当の統一化は、明らかにお客様の安心感と笑顔が違うと、わかっていても、「ここが今のマルエイの売りであり、強みだ！」と理解してなく、どこかで効率ばかりを優先していたのかもしれません。町の電気屋さんや地元の商店街の商売を手本にし、オススメできないことは例え成約になったとしても提案しないことが真の親身な対応であり、これが中小ならではの対応だと痛感しました。現在、売り上げは地道に伸び、着実に引越させていただいたお客様からの紹介が増え、紹介・再利用率40％という手応えが出てきています。

　「マルエイの引越し」は、単に技術や接客だけでなく、このような中小企業ならではの柔軟で親身な対応が高品質な作業であると考え、紹介・再利用率はその時の私たちへの評価だと考えています。

　お客様に喜んでいただき、従業員をはじめ、会社も潤う「三法良し」の経営を手本に、中小引越専門会社の中で、ＮＯ.1を目指し、日々精進いたします。